目的は自律させるため
レッスンに来るときに、分からないところがあるけどどうしよう…うちの子、弾けないところがあって先生に申し訳ないわ…と思っていたら…。
待って下さい!
それらを解決するのがレッスンという場です。
ほとんどのお子さんは、自分から「困った」と言えません。学校などでは、困ったことを言いましょう!と言ってきます。でも、それは、先生が言えるからですし、先生が困るからなのです。
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できないことや不安をノートに書くことで、克服する道筋を描くことができます。
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レッスンノートを書くことで、練習状況がわかります。
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レッスンノートを書くことで、できたこと・できなかったことがわかります。
まずここからです。
3回の練習を決めて、1回しか弾けていなかったら、私は、その課題が完璧にできているとは考えません。
それで、そこから対話が始まります。
分からない・できないという状態でレッスンに来るのは、宝物を持ってくるようなものなのです。
それを解決したら一歩成長するのですから。
それなのに、
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できるようになっていない
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弾けないところがある
で、不安がいっぱいになっていたら…
保護者さんも、それをご家庭で解決しようとはなさらないでほしいのです。
それを言えない代わりに、レッスンノートに書くのですから。
さて、レッスンノートの大切な所を書きます。
がんばったこと
子どもたちは、「私はこれを頑張った!上手になった!」と自負することを大人に認めてもらうと大変喜びます。全ての宿題がうまくいかなくても、一つでも頑張ったものがあれば、「頑張ったね!」と自信を持ってもらいたいです。常に自分を肯定する気持ちを持っていてほしい。その思いから、この欄があるとのことです。
レッスンで頑張りたいこと・教えてほしいこと
今日のレッスンで頑張りたいことや教えてほしいことを書く欄です。
「この曲を今日こそ合格したい」「少し不安だけど頑張って演奏したい」といった気合いや決意表明も歓迎します。特定の指遣いで間違えがち、あるいは何度か試すと成功する、といった状況は多くの生徒が共有しています。
レッスンでは、「よし、頑張ろう!」と一緒に気合を入れて演奏を始めます。上手に弾けたときや合格したときの生徒の笑顔は最高です。
「ここがうまくいかないから教えてほしい」「なぜこの部分はこのような音なのか」といった質問があるときは、まずその質問を褒めます。
質問が出るのは主体的に練習に取り組んでいる証拠。
お子さんが、がんばりたいことや不安なことを書けるようになったら成功です!
何を置いてもレッスン中にここを解決するようにします。
ふるるん先生のHPにはこんなことが書いてありました。
おちゃめですね!
「分からないことがあるのは恥ずかしいこと」と思っていて書けない生徒には、レッスンで「こんな風に困った時にはここに書いていいんだよ」「あ~もうっ!うまくいかなくて嫌になっちゃう!と思ったらここに書いてね!一緒に解決しようね」「質問が書いてあると先生燃えちゃうな~!」
だそうです。
私もそのように伝えて、書きやすい雰囲気を徐々に作っていきたいですね!