どんな否定的な行動にも肯定的な意図がある
本人が嫌がっているのに、取り組ませるのって、本当に大変ですね。
「~しなさい!」「~しなきゃだめでしょ!」
という言葉を使わずに取り組ませる方法…
それは子どもが何を望んでいるか?です。
どんな悪い行動にも肯定的な意図があります。
ピアノの練習でバトルになる
という話し、よく聞いていました。
そしてたいていその後に「やめます」
楽しくできると思って始めたピアノなのに、家庭内で争いが起きてしまうんですね。
お子さんも、
お母さんも、困っています。
「言い合い」というやりとりを好きなわけではありません。でも言い合いをつい、してしまうのは、肯定的意図があります。
悪い行動の中にも、自分の満足をさせるための理由があるんです。
- 言い合いをすることで、何を教えてくれるんだろう?
- この出来事からは、私は何を得ようとしているんだろう?
私の場合、娘が宿題をしないからと怒っている時、
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自分で優先順位がつけて、やるべきことをやって後の時間を気持ちよく過ごしてほしい。
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自分の時間を子どもとゆっくり過ごしたい。
と思っていました。
娘が自分の目先の楽しいことに心奪われて、やらなければいけないことがだんだん後回しになっていく娘を見ると、そのずれた時間が私のゆっくりタイムにも浸食してきて、ついお説教を言いたくなってしまいます。
すぐとりかかれない娘にも肯定的意図があり、学校から帰ってきてすぐにやりたくない気持ちは、
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遊んで楽しい気分になりたい気持ち
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ゆっくりしてほっとしたい気持ち
などがありました。
そして、悪い行動をすることで得られる満足感を、今度は、悪い行動をしなくても満足できるように、親ができること範囲で変えていきます。娘が宿題をしながら、娘のほしい結果(遊んで楽しくなりたい)の気持ちになれるように、隣に座って宿題をやる娘を励ますようにしたのです。基本、隣に座っているだけです ^ ^
すると、娘は泣く必要はなくなり、宿題にとりかかるとママ(私)が来てくれて楽しいので、その後、一人きりになっても宿題を終わらせることが出来たのです。
満足する理由がわかれば、否定的な行動とは違う形で、心を満たしてあげることができます。
これは、お母さんがお子さんの何に苦しんで、お子さんの何に反応しているのかをヒアリングしていくことにより、親御さん自身が答えを見つけていきます。
すると、言い合いをしている時には気づかなかった思いに気づくことができ、、お母さんがやさしい気持ちで、お子さんの満足度を上げる手助けができるようになっていきます。