ソレイユピアノ教室

さいたま市のソレイユピアノ教室のホームページです

お子さんの困難をレッスンノートと対話でサポート

 

当教室では、ピアノ練習のためにレッスンノートを使って日々の練習をサポートしています。お子さんの年齢が小さいならば、最初のうちは自発的に練習するようになることが多いですが、成長とともに練習が難しくなる時期があります。

これは、お子さんの興味や責任が多様化していくためで、全く自然なプロセスです。この段階で、練習ができない、やる気がないと諦めてしまう保護者が多いのですが、それは長期的な視点を欠いています。

 

お子さんの生活が変化し、勉強が忙しくなっても、ピアノ教室の指導者とのコミュニケーションを通じて、時間管理や練習の工夫を学んでいくことができます。この過程は、音楽スキルだけでなく、生活全般における自己管理能力の向上にもつながります。

 

ピアノ演奏は継続的な練習で磨かれる、生涯成長し続ける技術です。定期的な演奏と新しい挑戦を通じて、一生涯楽しむことができます。


ピアノ学習は、単なる楽しい趣味以上の価値があります。特に、飽きっぽさや持続力の欠如といった課題を持つお子さんにとって、ピアノ練習は重要な成長の機会となります。

 

多くの保護者の方は、お子さんがピアノに興味を失ったり練習をしなくなったりすると、「楽しくないからやめよう」と考えがちです。しかし、ピアノ学習の真の価値は、この「楽しくない」期間を乗り越えることにあります。

指導者との対話を通じて、お子さんは徐々に練習の意義を理解し、自己管理能力を身につけていきます。例えば、短い練習時間から始めて少しずつ延ばしていく方法や、好きな曲を練習に取り入れる工夫など、お子さん一人ひとりに合わせた練習方法を見つけていきます。

この過程で、お子さんは自分の限界に挑戦し、それを乗り越える経験を積み重ねていきます。これは、ピアノ技術の向上だけでなく、学校の勉強や将来の仕事など、人生のあらゆる場面で活かせる貴重なスキルとなります。

また、定期的なレッスンや発表会は、目標設定と達成の良い機会となります。小さな目標を一つずつ達成していくことで、お子さんは自信を付け、「自分が努力したことを結果として」受け取れるようになります。

ピアノ学習を通じて、お子さんは音楽の楽しさだけでなく、努力することの大切さ、困難を乗り越える喜び、そして自己成長の満足感を体験します。これらの経験は、お子さんの人格形成に大きな影響を与え、将来の可能性を広げます。

保護者の皆様には、お子さんのピアノ学習を長期的な視点で見守っていただきたいと思います。実はこの「見守る」ほど高いスキルはないのですが(笑)

一時的な挫折や停滞は、むしろ成長のチャンスです。指導者と協力しながら、お子さんの努力を温かく支援していくことで、音楽を通じた豊かな人間性の育成が実現できるのです。子どもは基本的に「好きなことしか」しません。

でも年を重ねて私が思うのは、「自分で決めたことを」つらいけど、大変だけど「自分で守る」という行動が、自分の達成感を作るのです。

この達成感はなにものにも代えがたい経験です。取り組んだ曲がどんなに大変でも、練習を重ねていけば必ず形になります。

子どもが壁に当たった時

ほとんどのお子さんは、遅かれ早かれ、

練習ができなくなる時期

  • 苦手なこと
  • 思春期

が訪れます。

  • 練習ができなくなったから
  • 難しくなったから
  • 先生の言うことがむかつくから

ほとんどのお子さんが通る道です。

でもそのたびに、慌てていたり、やめていたら、ピアノに限らず、自分のものになりません。

でもほとんどの保護者さんは忘れています。

 

  • 練習ができなくなったからやめよう
  • 難しくなって嫌がるからやめよう
  • 先生に反抗し出したからやめよう

 

お子さんが成長してくると、ピアノは楽しいもの から

◆ピアノは、いやなもの、苦手なもの

◆お母さんはうるさい、うざい

◆ピアノの先生はうるさい、うざい

に変わっていきます。

 

でも、お子さんは日々成長しているんです。

練習をしなくなるのも、機嫌がわるくなるのも

心が成長している段階だから。

 

そこを、保護者が、嫌がっている=やめた方がいい、とらえてしまうのが問題なんです。

 

生徒さんがうそをついたり、しゃべらなくなったり、練習をしなくなったり、機嫌が悪くなるのは、お子さんの心と体が成長しているからなんです。

大人だって、「これはやりたくない」「気分が乗らない」なんてこと、山ほどありますよね?

 

ただただ「楽しい」中には、はっきり言って、学びはありません。

生徒さんが行き詰った時こそが、大きく成長するチャンスです。それを乗り越える方法を知る機会になるのですから。

 

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小学生の頃、私のピアノの先生はレッスン以外のことに興味を示さず、間違えると大きなため息をつくような方でした。

練習不足を正直に言う勇気がなく、レッスン直前にやっつけ練習をしていました。これは先生の反応を恐れてのことでした。

 

この行動が私の唯一の嘘でした。叱られたくない、という気持ちからでした。

今でも高学年の生徒さんに同じような傾向が見られます。叱られたくない、問題を起こしたくないという気持ちは自然なものです。でも、ピアノは練習しないと上達しないので、すぐにばれてしまいます。

 

練習したのにできていないなら、そこに嘘があるのです。

嘘そのものが悪いわけではありません。ただ、自分に嘘をつくと自信が持てなくなります。できない自分を認められるようになることは、心の成長の証なのです。